AMPERE 2009 & Best Paper Award

　　ドイツ中部のカールスルーエにおいて、ヨーロッパマイクロ波学会が主催
した AMPERE 2009 国際会議（2009年9月7-10日）には、我々が進めている
マイクロ波特定領域研究からも多くのメンバーが参加しました。

　　理論班からは、2件の論文を発表しました。それらは、マイクロ波による
磁性酸化物の加熱機構を明らかにした研究、および現在進めている、量子
力学的シミュレーション法を用いて、磁性物質一般のマイクロ波による加熱
機構の解明を目指す研究論文
Classican and Quantum Mechanical Theories of Microwave Heating of
Magnetic Materials (著者 M. Tanaka, H. Kono, K. Maruyama, and
M. Ignatenko)、
および実効パラメタを用いてcmスケールの粉体（個々の粉はミクロンサイズ
の球であることに注意）によるマイクロ波吸収を扱った
Numerical Analysis of Microwave Heating of Copper Powders
（著者 M.Ignatenko, M.Tanaka and M.Sato）
です。

　　会議の最終日の夕刻、会議場となったKarlsruhe Institue of Technology
からバスで１時間あまり、細い道を上がり、ライン川を見下ろす山の上に
そびえるSchloss Hotel（古城ホテル）でBanquet（晩餐会）が催されました。
この晩餐会は食前酒に始まるフルディナーで、有志がピアノを弾き歌い賑や
かでした。その席上で、上の論文が同学会から 「2009年最優秀論文賞」 を
授与されました。






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